自宅でできるファッションケアガイドKileina Magazine
衣類ケアと洗濯

コートの自宅で出来るメンテナンスとクリーニング相場と頻度

秋冬物の代表でもある、『コート』ワンシーズンを通して着用するため日々のメンテナンスはもちろんのことクリーニング頻度やクリーニングの料金相場など気になるりますよね。今回はその気になるを皆様にお届けします。

コートはクリーニングが必要?

ファー付きコート

秋や春先に活躍するトレンチコートやウールやキャメルの動物性繊維を使用したデリケートなコートなど、どのように取り扱えばいいのか悩むアイテムの一つ『コート』

夏場に着用する衣類とは違い目立つ汚れが付きにくいアイテムの一つでもあります。

ですが、汗が皮脂などが襟・袖・裏地にたまりやすく、長期的な保管を行うことでシミや黄ばみ、カビの原因となります。そのため、しっかりとキレイにしておくことが大切です。

綺麗にするには、自宅での洗濯とクリーニングに依頼する方法がありますが、洗濯表示を確認し水洗い可能のマークがある場合のみ自宅での洗濯をしてください。

ドライマークのみの場合は、必ずクリーニングに依頼するようにしましょう。

合せて、ワンシーズン着用し仕舞洗いを行う時には、クリーニング店でしっかりと繊維の奥の汚れもしっかりとキレイにしてもらうことをお勧めしています。

ウールなどの動物性繊維素材のコートの場合は、ドライマークのみの場合が多いですが、皮脂や汗をしっかりと落とすにはウェットクリーニングが必要となりますので、仕舞洗いの際は、ウェットクリーニングが得意なクリーニング店に依頼しましょう。

コートの自宅で出来るメンテナンス

洗濯やクリーニングに頻繁に出すわけにはいかないコートです。

そのため自宅で出来る日々のお手入れやメンテナンスも重要になります。

コートの日々のお手入れや自宅での洗濯方法についてみていきましょう。

コートの日々のお手入れ

ブラッシング

着用してすぐにクローゼットへしまう方も多いかもしれません。しかし、そうすることで汚れやシミが定着してしまったり、黄ばみやカビの原因となることがあります。

着用後の日々のお手入れで汚れを取り除きキレイナ状態を保つことが重要です。

ポイントは3つ

  1. 着用後は、表面をブラッシングし埃や汚れ、花粉などを落としておく。
  2. シミなどを見つけた場合は、適切なシミ処理(ふき取りなど)を行う。
  3. 風通しの良いところに吊るして、湿気を取り除く。

まずは、この3点を行うようにしましょう。

ブラッシングをすることで、生地表面に付着している埃などを落とすことで、くすみや汚れの定着を防ぐことが出来ます。

ブラッシングを行うブラシは、衣類用のブラシを使用してください。素材ごとに専用ブラシなども販売されています。

シミや汚れが付着してしまった場合、水洗い可能なアイテムに関しては、濡らして硬く絞ったタオルなどでたたくようにシミや汚れを取り除くようにしましょう。

簡易的なシミ抜きで落とせない場合は、市販しみ抜き剤などを使用せずにクリーニング店へ依頼することをお勧めします。

最後に必ずしっかりと乾燥させてから、クローゼットなどに仕舞うようにしましょう。

冬場など寒い季節でも知らず知らずのうちに汗をかいており、繊維が湿気として含んだ状態です。

湿気として汗や皮脂を含んだ状態で、クローゼットなどの密封に近い環境に一時的にでも保管することで、カビがはえたり、落としにくいシミになってしまったりするとがあります。

風通りのいいところに20分程吊るして、乾燥させてあげるだけで予防することが出来ます。

以上3つのポイントを日々のお手入れの基本としてください。

コートの自宅での洗濯方法

高級ダウン失敗断られる3

自宅での洗濯を行うには、必ず洗濯表示のタグを確認してください。

洗濯表示タグに水洗い可能なマークがついている場合のみ自宅での洗濯が可能です。

もう一つ洗濯表示タグで確認するのが、繊維の種類です。

繊維によって適正な洗濯洗剤を選ぶことが自宅での洗濯を失敗しないためにも重要です。

洗濯手順

  1. 付属品を外したたんだ状態で、洗濯ネットへ入れて準備する。付属品も洗う場合は、別の洗濯ネットに入れましょう。
  2. 洗濯機のおしゃれ着コースなどを使用し洗う。または、たっぷり貯めたぬるま湯または水を使用して手洗いをします。(繊維の種類に合った洗濯洗剤を使用)
  3. 脱水時に折れしわが付きやすいため、脱水は30秒~1分ほどの短い脱水を繰り返し行います。
  4. 脱水後は、形を整えて風通しの良い日陰で干すようにしましょう。
  5. 乾燥後は、アイロンが可能なと表示があるものはアイロンをかけ、シワをしっかりと取ることをお勧めいたします。

洗濯表示を確認し、ドライクリーニングのみのアイテムに関しては、必ずクリーニング店に依頼するようにしましょう。

水洗い不可のものでも洗える洗剤なども販売されていますが、コートなどでトラブルがあった場合、修復に時間と料金が大きく発生することがありますので、コートなどアウターでお試しになることは、お勧めいたしません。

キレイナでは素材に合わせた洗濯洗剤『kileina WASh』をシリーズで販売しております。

使用する洗剤に困ったときには、『kileina WASh』シリーズもご検討ください。

【ウール・アルパカなど動物性繊維】

KILEINA DELICATE WAHS -Winter-03

繊維の縮みを防止し、柔らかな風合いをキープすることが出来る洗剤です。

デリケート冬03

【綿や麻などの植物性繊維】

KILEINA DELICATE WAHS -Summer-06

繊維特有のハリを保ち、洗濯でのしわを出来にくくする洗剤です。

06 DELICATE WASH Summer

KILEINA WASHは、ベイス(BASE)からご購入いただけます。

コートのクリーニング店選び方と料金

コートをクリーニングに依頼する場合、どのタイミングで出すのが良いのかという頻度と料金相場について、クリーニング店の選び方をふまえてみていきましょう。

ファクトリーストア

クリーニング店の選び方

クリーニング店もたくさんあるので、どこに何を依頼するのが良いのか迷われることがありますよね。

今回は、コートを依頼するしたらどういうクリーニング店が良いのか?選び方をお教えします。

基本的に町のクリーニング店にコートを依頼した場合は、ドライクリーニングを行います。

ドライクリーニングは水を使用せず洗うことが出来るクリーニング方法ですので、汗や皮脂、黒ずみなどを落とすことが出来ません。

そのため、しっかりと汚れを落としたい!という場合は、ウェットクリーニングを得意としているクリーニング店を選びましょう。

町のクリーニング店などでもウェットクリーニングを行っている店舗もありますので、行きつけのクリーニング店でウェットクリーニングを行ってもらえるか確認するのも一つの手段です。

ドライマークのみでもウェットクリーニングを行える、キレイナのようなウェットクリーニングを得意としているクリーニング店に依頼することが実績もあるため一番お勧めです。

コートのクリーニング 相場と頻度

クリーニング店によってコートのクリーニング料金は大きく異なります。

一般クリーニングでは、使用されている素材やデザインなどにより料金が異なり、相場としては700円~2000円程度でドライクリーニングで対応することが多いです。

高級衣類を得意としているクリーニング店では、4500円~9000円が相場と言われています。

価格は幅広く、依頼したいアイテム、ブランド、要望などによって選ぶ先を選択する必要があります。

ブランド品や高級繊維を使用してあるものは、高級衣類を得意としているクリーニング店をお勧めいたします。

クリーニング頻度は、通常ワンシーズン毎のクリーニングをお勧めしています。

見た目にはキレイなコートでも皮脂や汗が残ったまま長期保管することにより、黄ばみや変色、カビなどの原因ともなりますので、ワンシーズン着用後は必ず仕舞洗いが必要です。

キレイナでのコートクリーニング実績

高級衣類・高級繊維を得意とするキレイナでは、たくさんの実績があります。実績をほんの一部ですが見ていただきたいと思います。

Burberryのトレンチコート

Before

Burberry トレンチ 全体 B Burberry トレンチ 襟 B Burberry トレンチ ポケット B

長年愛用されている、Burberrysのコートです。

毎シーズン着用後の仕舞洗いにクリーニングには出されていたようですが、襟の汚れが落ちなくなってしまい、どんどん黄ばみ黒ずみがひどくなっていることを悩まれていたようです。さらにポケット周りにもシミが出てしまったためにキレイナへご依頼くださいました。

毎シーズンクリーニングに出されている方も黄ばみや黒ずみがキレイに落とせず悩まれている方も多いですよね。

After

Burberry トレンチ 全体 A Burberry トレンチ 襟 A Burberry トレンチ ポケット A

キレイナでは、プロの水洗い『ウェットクリーニング』を行い全体の汚れや目に見えない皮脂や汗の汚れもしっかりと落とします。シミや黄ばみが残っている部分には、特殊シミ抜きを行います。

今回のコートは襟の黄ばみとポケット周りのシミに特殊しみ抜きを行いました。

バーバリーのコートは撥水加工が施されているものもありますが、長年着用されていると加工が衰えてしまっていることがありますが、キレイナでは追加オプションで撥水加工を行うことも可能です。

撥水加工を行うことで、水溶性・油性ともに汚れを防止することが出来ますので、コートなどアウターにはお勧めです。

参考見積価格&納期目安

  • コート:8800円(税込)
  • 特殊シミ処理(襟の黄ばみ・部分シミ):5500円(税込)~
  • 撥水加工:2200円(税込)~

合計:16500円(税込)~

納期目安:見積承認後3~4週間程度

JUNKO SHIMADA(ジュンコシマダ)のファーコート

Before

ファーコート 襟 B
ファーコート 毛並み B

素材はウール50%・アルパカ45%・ナイロン5%です。

キレイだったファーの毛並みが失われてしまっている状態です。

他店でクリーニングしてもらったところ、毛先が固くなり風合いまで変わってしまったそうです。

おそらくドライクリーニングが原因だと思われます。

After

ファーコート 襟 A
ファーコート 毛穴み A

キレイナ得意の水洗いで丁寧に汚れを落としていきます。

毛先を傷めないように慎重に様子を見ながら、手洗いで汚れをもみだしていきます。

ドライクリーニングがメインの衣類は、この時点でかなり水が濁ります。

汗や皮脂汚れといった物が残っている証拠です。

再水を入れ替え洗っていきます。

汚れも落ちスッキリしたところで自然乾燥に回します。

乾燥後、ブラッシングで毛先を丁寧に均していきます。

風合いも戻りキレイにすることが出来ました。

ファーコート BA比較
画面向かって左半分が処理前、右半分は処理済
こうして見比べると違いがわかりますね。

参考見積価格&納期目安

ファーコート:8800円(税込)

合計:8800円(税込)

納期目安:見積承認後2~3週間程度

まとめ

冬場の定番アイテムコートについて、クリーニングが必要な理由や料金相場などをお話してきました。

お気に入りのコートを長く着用するためには、適度なクリーニングが必要です。

そしてそのアイテムに合った、クリーニング店を選択することで、風合いなどいい状態を長くキープすることが可能となります。

ぜひ、長く着用したいお気に入りのコートは、日々のメンテナンスと定期的なクリーニングを行うようにしましょう。

下記、クリーニングについての記事も参考にしてみてください。

プロが教える!衣替え時のクリーニングの上手な使い方 キレイナマガジン/kileina.jp

プロが教える!ドライクリーニングと水洗いの3つの違い キレイナマガジン/kileina.jp

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