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衣類ケアと洗濯

モンクレールクリーニングを失敗しない!クリーニング店の選び方

Mダウン

モンクレールダウンをクリーニングに出して失敗されてしまった。そんなことに遭遇しないためにも失敗の原因と失敗しないお店選びを解説していきます。

モンクレールダウンの特徴

モンクレールダウンは、軽くて暖かいのが特徴です。

ブランド発祥の地、フランスはとても材質の良いダウンを手に入れることが出来ることで有名で、中でもモンクレールのダウンは優れた素材を使用しています。

モンクレールダウンは、中綿のダウンがホワイトグースの産毛だけを使用しており、体積当たりの密度が高く、保温性に優れ非常に軽いダウンジャケットを作ることが出来ます。

生地も特徴的で、モンクレール特有のシャイニーナイロンを使用しているモデルがあります。

シャイニーナイロンは、独特な光沢感があり、生地表面にテフロン加工のような加工がしてあるため、汚れや水分を弾く効果があります。

その他の生地も繊細なものが使用されていることが多いです。

中綿のダウンにも生地特徴があり、暖かさとデザイン性を兼ね備えているのがモンクレールダウンの特徴ともいえます。

モンクレールクリーニングに失敗する原因

モンクレールクリーニングでの失敗として多いのが、『ダウンのボリュームがなくなってしまった』『シミ、汚れが落ちない』『風合いが変わってしまった』などが多くございます。

それぞれの原因を解説していきます。

モンクレール変色

原因①ダウンのボリュームがなくなってしまった

モンクレールダウンは、ホワイトグースの産毛を使用しているため、ボリュームがしっかりとあり保温性に優れているのが特徴です。

着用すると中綿のダウンにも汗や皮脂が付着し徐々にダウンのボリュームがなくなってしまうことがあります。

又、クリーニングに出してボリュームがなくなってしまったという失敗についても伺ったことがあります。

汚れによるボリュームダウンはしっかりと汚れを取り除くことでボリュームを戻すことが可能です。

クリーニングでのボリュームダウンは、クリーニングの方法が原因の場合が多いです。

その原因の一つは、ドライクリーニングを行うことです。

ドライクリーニングは、水を使用せずに洗うクリーニング方法で繊維を傷めずに洗うことが出来ますが、ダウンにはあまり最適な洗い方ではありません。

中綿にたまりやすい汚れ・皮脂や汗は、ドライクリーニングでは落とすことが出来ません。そのため、クリーニングに出していたのにボリュームがなくなった。汚れが落ちていないなどの失敗へとつながることもあります。

それ以外の原因として考えられるのが、ウェットクリーニング(水洗い)によるダウンの必要油分を落としてしまいダウンを傷めてしまったことによるボリュームダウンが考えられます。

水鳥の羽は、適度な油分によるコーティングでダウンの状態をキープしています。必要な油分迄落としてしまうと、劣化してしまいます。

汚れを落とすために強すぎる洗剤・溶剤を使用することによっておこる失敗の一つです。

適正な洗い方と適正な洗剤・溶剤を使用することが大切です。

原因②シミ、汚れが落ちない

シミや汚れの原因となるもののほとんどがドライクリーニングでは落とすことが出来ないため、どうしてもシミや汚れが落ちていないということがあります。

シミや汚れに適した洗い方を行うことが重要です。

又、モンクレールダウンの生地・繊維・ダウンはとても繊細なものが多くドライクリーニングしか行えないとウェットクリーニングを行うことを断られるケースもあるようです。

原因③風合いが変わってしまった

シャイニーナイロン等の特徴的な生地を使用している、モンクレールダウンですので洗い方を間違えてしまうことで、表面の加工が取れてしまい風合いが変わってしまうことも多くあります。

表面の加工については、クリーニングだけが原因となるわけではなく経年劣化によるものがクリーニングではがれてしまったということもあり、クリーニングの失敗とは判断しずらいのです。

これは決して失敗ではなく、経年劣化によることが原因のためクリーニングの方法(洗い方)では防ぐことが出来ません。

日々のお手入れやシーズン毎のメンテナンスを行うことで経年劣化を遅らせる工夫が必要となります。

着用後の衣替え時には必ずクリーニングに出してキレイナ状態で保管するようにしましょう。

モンクレールクリーニングを依頼するお店の選び方

モンクレール ウェットクリーニング キレイナ

失敗の原因を見てきた中で、どういうところにクリーニング依頼することがモンクレールダウンに最適なのかが少しわかっていただけたかと思います。

ここでは、わかりやすくお店選びのポイントをあげていきたいと思います。

  • ウェットクリーニングが出来るお店
  • 素材ごとの扱い方がわかるクリーニング師がいるお店
  • 風合いなどを復元できるお店

生地表面だけでなく、中綿のダウンにたまる皮脂や汗もしっかりと洗えるウェットクリーニングをおこなうことが可能なクリーニング店をお勧めしています。

汗抜きと打ち出ししていてもウェットクリーニングを行っていないクリーニング店もありますので、受付時にウェットクリーニングが可能か確認をしてみてください。

素材ごとの扱いがわかるクリーニング師がいるお店は、汚れを落とすために強い溶剤や洗剤を使用せず、生地に負担をかけずキレイに洗いあげることが出来ます。

もし、風合いが変化してしまった時、その風合いを直すことが出来るお店もあります。

色合いが変化してしまった時には色修正を行うことが出来たり、肌触りが変わってしまった時には仕上げ剤で表面を加工し仕上げることなども出来たりします。

トラブルや要望がある場合は、依頼するクリーニング店に相談ししっかりとどのようになるのか仕上がりについても確認を行うことが大切です。

特にモンクレールダウンクリーニングに関しては、取り扱いが繊細なためしっかりと確認を行い納得の出来るお店への依頼をお勧めしております。

キレイナでのモンクレールクリーニング事例

キレイナでもたくさんのモンクレールクリーニングを行っております。その事例の一部を紹介いたします。

事例1:モンクレールの黒ずみ汚れのクリーニング例

Before

白ダウン 袖 B

白のモンクレール(MONCLER)ダウンジャケットですが、袖口にかなりの黒ずみ汚れが見られます。

何度かクリーニングには出されていたようですが、しっかりキレイにならずどんどん黒ずみがひどくなってしまったということです。

こういう黒ずみ汚れは、ドライクリーニングではキレイに落としきることが出来ないため、しっかりキレイになっていなかったのではないかと思われます。

After

白ダウン 袖 A

キレイナでは、しっかりと黒ずみを落とすために前処理として部分洗いを行い、ウェットクリーニングで中綿のダウンもしっかりと洗います。その後、汚れが残っている部分は部分的に特殊処理を行うことで汚れを落としてキレイにします。

更に黒ずみなどの汚れ防止にもなる撥水加工を追加でご依頼いただきましたので、撥水加工で仕上げをさせていただいております。

参考見積価格と納期目安

  • ダウンコートミドル(着丈60~90㎝):9900円(税込)
  • 特殊処理(シミ抜き袖口):3300円(税込)~
  • 撥水加工 2200円(税込)~

合計15400円(税)~

納期目安:見積承認後2~3週間程度

事例2:モンクレールダウンボリュームアップ例

Before

モンクレールのダウンジャケットのボリュームが無くなりぺちゃんこの状態になったとご依頼があったクリーニング例です。

ぺちゃんこのモンクレールダウンをふわふわに復活01 ぺちゃんこのモンクレールダウンをふわふわに復活02

モンクレールのダウンジャケットですが、ボリュームがなくなりぺちゃんこの状態です。

ダウンは定期的に洗濯しなければ、汚れが溜まって羽同士がくっつきボリュームが無くなってしまいます。水分や汚れが溜まるので、ふわふわと軽い感じがなく、ズシリと重たくなります。

こちらのモンクレールは他にも、襟周りを中心に全体的に黄ばみが見受けられました。

After

ぺちゃんこのモンクレールダウンをふわふわに復活03 ぺちゃんこのモンクレールダウンをふわふわに復活04

キレイナでウェットクリーニングと特殊処理を行いました。

しっかり汚れを落としたので、黄ばみが取れて綺麗な白さが戻っています。また、ウェットクリーニングを施す事で、ダウンの中の汚れもしっかりと落ち、乾燥も丁寧に仕上げる事で、ぺちゃんこだったダウンのボリュームが復活し全体的にハリも出ている事も分かります。

最後にご希望のあった、キレイナの独自の配合で作った撥水小加工を施しています。

参考見積価格と納期目安

  • ダウンコートミドル(着丈60~90㎝):9900円(税込)
  • 特殊処理(黄ばみ処理):4400円(税込)~
  • 汚れ防止&撥水加工:2200円(税込)

合計:16500円~

納期目安:見積承認後2~3週間程度

事例3:モンクレールダウンコートの染み取りクリーニング例

キレイナにご依頼があった、モンクレールのダウンコートの表面全体にまだらの様な黄ばみとシミを取る為のクリーニング例です。

Before

モンクレールのダウンコートの黄ばみクリーニング例01モンクレールのダウンコートの黄ばみクリーニング例02モンクレールのダウンコートの黄ばみクリーニング例04モンクレールのダウンコートの黄ばみクリーニング例03

モンクレールのダウンコートですが、濃いシミや黄ばみが斑点のまだら模様に表面全体に広がって付いている上に、カビが発生している状態でした。汚れの蓄積により変色も起こってしまい、ダウンのボリュームも失われぺちゃんこになっている状態です。

After

モンクレールのダウンコートの黄ばみクリーニング例05モンクレールのダウンコートの黄ばみクリーニング例06モンクレールのダウンコートの黄ばみクリーニング例08モンクレールのダウンコートの黄ばみクリーニング例07

キレイナで全体的にシミ処理・黄ばみ処理・カビ処理を施し、ウェットクリーニングを行いダウンの中から汚れをシッカリ落とす事で、ボリュームが無くなっていたダウンが復活しました。

全体的にあった斑に広がったシミや黄ばみもスッキリ取れている事が分かります。

変色した部分は「色掛け・色修正(別途お見積もり)」とうい技術により、色褪せた箇所の色を補修を行うことも可能です。

見積参考価格と納期目安

  • ダウンコートミドル(着丈60~90㎝):9900円(税込)
  • 特殊処理(漂白処理・カビ処理):6600円(税込)~
  • 特殊処理(部分しみ抜き):3300円(税込)~
  • 汚れ防止&撥水加工:2200円(税込)

合計:22000円(税込)~

納期目安:見積承認後4~6週間程度

まとめ

モンクレールクリーニング失敗を起こさないためには、お店選びが重要です。

モンクレールクリーニングを依頼するお店選びのポイントは3つ、

  • ウェットクリーニングが出来るお店
  • 素材ごとの扱い方がわかるクリーニング師がいるお店
  • 風合いなどを復元できるお店

しっかりと相談をして納得のいく、クリーニング店を見つけてくださいね。

ダウンのクリーニングについての記事も参考にしてください。

高級ダウンは絶対にウェットクリーニングすべき4つの理由|キレイナマガジン(kileina.jp)

モンクレールのクリーニングにかかる費用は?クリーニング店の選び方まで解説!|キレイナマガジン(kileina.jp)

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