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モンクレールのダウンは修理が出来るの?その方法と料金

人気のモンクレール(モンクレール)は、高級な商品ということで一生ものとして購入し、クリーニングメンテナンスと共にリペア・修理を行いながら着用する方も多いです。修理の方法や料金について事例も含め紹介していきます。

モンクレールダウンの特徴

モンクレールダウンは、軽くて暖かいのが特徴です。

ブランド発祥の地、フランスはとても材質の良いダウンを手に入れることが出来ることで有名で、中でもモンクレールのダウンは優れた素材を使用しています。

モンクレールダウンは、中綿のダウンがホワイトグースの産毛だけを使用しており、体積当たりの密度が高く、保温性に優れ非常に軽いダウンジャケットを作ることが出来ます。

生地も特徴的で、モンクレール特有のシャイニーナイロンを使用しているモデルがあります。

シャイニーナイロンは、独特な光沢感があり、生地表面にテフロン加工のような加工がしてあるため、汚れや水分を弾く効果があります。

その他の生地も繊細なものが使用されていることが多いです。

中綿のダウンにも生地特徴があり、暖かさとデザイン性を兼ね備えているのがモンクレールダウンの特徴ともいえます。

モンクレールの修理について

モンクレールのように高価なダウンだからこそ修理してでも着用したいと考える方も多いかと思われます。修理が出来るのか?修理の方法は?ということにお応えしていきたいと思います。

モンクレールは修理が出来るのか?

基本的には、修理は可能です。

ただし、修理範囲が広い場合は、新しいものを購入する方が良い場合などもあります。

モンクレールの修理を行っているお店も多くなってきていますが、なるべく修理跡が目立たないように修理が出来るお店を選ぶことをお勧めしています。

モンクレールの修理方法は?

モンクレールの状態にもより修理方法は異なります。

破れの場合は、ブロック修理という、ダウンのステッチからステッチの間を1ブロックと数ブロックごとに修理する方法が一般的です。

破れ部分だけを裏側から接着芯という生地でふさぐ方法をとるお店もありますが、あくまでも簡易的な補修方法で補修跡も目立つためお勧めではありません。

その他部品故障の場合は、一部部品(ファスナー・袖リブ・スナップボタン等)を交換する場合もございます。

正規部品を使用しての補修は、モンクレール(MONCLER)でも行っているので、相談してみてください。

キレイナでの補修について

キレイナでは、ウェットクリーニングのオプションとして、お客様の要望・予算に合わせて補修方法を提案させていただいております。詳細は、実際の商品を拝見してから、見積でご案内をさせていただく流れとなっております。

キレイナでの部品修理

部品修理は、似寄りの部品での対応は可能です。

似寄りのファスナー、スナップボタンをキレイナで用意し、取り付けを行わせていただいております。

モンクレール(MONCLER)でもメーカー補修の対象となる部分でもありますので、メーカーへ一度お問い合わせされることをお勧めしています。

キレイナでの破れ修理

表地の破れ

着用時、表面に見える生地が破れてしまったという依頼がキレイナでは一番多い依頼です。

表地の破れには、ブロック修理を行わせていただいています。

裏地が表地と同様の生地を使用して作られている商品に関しては、裏地を利用して表地の破れを補修し、似寄りで裏地を再建するという方法を取ります。

裏地など使用できる生地がない場合は、出来るだけ元の生地に近い似寄り生地での補修を行います。似寄り生地での補修は、角度等光の当たり具合で修理部分が異なって見える場合があります。

その他修理方法としては、破れ部分が小さい、ブロックの端等の条件が当てはまる場合、ブロック全体ではなく、パッチワークでの補修を行う場合もございます。

修理範囲が少ないため、多少予算を抑えることが出来ますが、縦にステッチが入るため修理跡が目立ちます。

裏地破れ

裏地が破れている場合は、ロゴ・タグなどを外し、似寄りの生地で裏地を再建してからロゴやタグをもとに戻す作業を行います。

破れ箇所によってはパッチワークでの補修も行う場合がございます。

袖口リブの破れ

袖口リブの穴が小さい場合は、穴を糸で編むように穴をふさぎます。

破れが大きい場合や小さな穴が多数ある場合は、袖口リブを似寄りで付け替える場合もございます。

その他、中のゴムのみの交換なども行っています。

コミックタグ補修

裏地についているコミックタグは、着用によって外れてしまうことがあります。

そのコミックタグを再度取り付けも行っています。

コミックタグの周りの形を整えて取り付けを行うため、一回り小さくなりステッチ跡が見える場合があります。

キレイナでの修理事例

キレイナでは、修理・リペアのみのご依頼は受け付けておりません、クリーニングのオプションとなりますので予めご了承下さい。料金・価格はあくまでも目安となります。補修の範囲や縫製の状態により異なります。

モンクレールダウンコート 裾の溶け破れ補修例

Before

今回ご紹介するのは、裾をストーブで溶かしてしまい、できるだけわからないようにしてもらえないかとのご依頼いただいた修理です。

こちらのようにロングタイプのダウンジャケットの場合、特に多い補修になりますが、ストーブに当たっていることに気付きにくいため、ダウンパックにまで範囲が及んでしまうことがあります。

After

こちらでご用意している似寄りの生地を使用して補修させていただく場合もありますが、お客様のご希望により袖裏の生地を使用いたしました。

こちらのダウンは表地と裏地が微妙に違ったものでしたが、縫い合わせてみると違和感なく仕上がっています。

前の記事でもご紹介しておりますが、こちらについては似寄りの生地でも違和感はありません。実物を合わせて元に近い状態になるように生地を選ばせていただきますのでお見積りの際にご相談ください。

参考見積価格&納期目安

  • ダウンコート(ミドル/身丈60~90cm):9900円(税込)
  • 撥水加工:2200円(税込)
  • 修理(2ブロック交換・ダウンパック補修):33000円(税込)~

合計:45100円(税込)~

納期目安:見積承認後6~7週間程度

※見積内容につきましては、商品の状態や施術内容により価格が異なります。こちらはあくまでも参考見積価格となりますのでご了承ください。

モンクレールダウンジャケット 裏地破れの修理例

Before

モンクレ裏地リペア脇B

今回ご依頼いただきましたモンクレールのダウンジャケットは長年着用しており、ご自身でお洗濯された際、アームの縫い目の肩から袖口までが裂けてしまったものです。

少しの解れなら裏から補強して縫い合わせるとまたしばらくはもちますが、生地自体が弱っているとさらに広がってくるかもしれません。

こういったトラブルを避けるためにもご自身で一度チェックされ、お見積りの際にご相談ください。

After

モンクレ裏地リペア脇A

ここまでのダメージになると、このまま縫い合わせても裏地なサイズが小さくなってしまうため、切り替え部分を作って生地を足すか、袖の裏地全体を交換するのですが、元々袖が太かったということで、表地も含めて袖幅を縮めました。

裏地に合わせて表地のサイズも縮めると突っ張ることもなく着用することができます。

モンクレ裏地リペア脇A②

肩の一部がより大きく解けていたため、こちらにはポケットの中の生地を使用して補修しました。ポケットには似寄りの生地を使用して元に戻しています。

参考見積価格&納期目安

  • ダウンコート(ミドル/身丈60~90cm):9900円(税込)
  • 撥水加工:2200円(税込)
  • 袖修理:38500円(税込)~

合計:50600円(税込)~

納期目安:見積承認後6週間程度

※見積内容につきましては、商品の状態や施術内容により価格が異なります。こちらはあくまでも参考見積価格となりますのでご了承ください。

その他事例

この他の事例については、キレイナマガジンの記事を参考にしてください。

モンクレールダウンの裾部分修理事例|kileina.jp

モンクレールダウンの肩や脇・フード部分修理事例|kileina.jp

モンクレールダウンジャケット 袖口リペア事例|kileina.jp

MONCLER ダウンのコミックタグ・ロゴワッペンの補修例|kileina.jp

まとめ

モンクレールのように高級なダウンジャケットやダウンコートは、メンテナンス・クリーニングだけではなくこまめな補修を行うことも必要です。

大きく破損してしまった場合は、自身で何とかしようとせず修理の得意なお店に依頼することをお勧めしています。

モンクレールダウンのことで困ったときは、信用できるクリーニング店または修理屋さんに相談をしてみてください。

ダウンLP

 

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