自宅でできるファッションケアガイドKileina Magazine
ウェットクリーニング例

浴衣は自宅で洗濯できる?クリーニング頻度と相場

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日本の夏の風物詩でもある浴衣。様々なブランドからデザイン豊かな浴衣が販売されており、自宅で洗濯が出来るのか?どのような手入れが必要なのか?クリーニングに出した方が良い?などの疑問・質問が寄せられます。今回はその疑問にお答えしていきます。

浴衣とは?

浴衣

浴衣とは、夏場によく着用される木綿で出来た単衣の着物です。木綿素材のため通気性が良く、吸水性にも優れているため湯上りにくつろぎ着や家着として着用されていました。

現在では、木綿素材だけでなくポリエステル製のものなど、いろいろなブランドから様々な素材で作られデザイン性も豊かです。

普段着用する着物ではなく、夏祭りや花火大会など夏のイベントで着用される方が多いかと思われます。

浴衣は自宅で洗濯できる?

浴衣の素材は、綿・綿麻・ポリエステルで作られているものが多く、基本的には自宅で洗濯することが出来ます。

自宅洗濯が可能かどうかは、洗濯表示を必ず確認してください。

浴衣は本体に洗濯タグが縫い込まれているものが少なく、別紙などに洗濯表示がついていることが多いので購入時確認をしてください。

洗濯ができない商品としては、素材に麻やシルクが含まれているものは水洗い不可表示がついている場合があります。その際は、クリーニングに出されることをお勧めいたします。

洗濯表示は、2016年に現在の新しい表示に変更されました。

新旧の表示を確認して正しい洗濯方法で洗うようにしましょう。

洗濯表示(水洗い)

浴衣の洗い方

まず洗い始める前に必ず洗濯表示で水洗いが可能か確認をしてください。水洗いが可能な場合、洗濯機のおしゃれ着洗いコースやドライコースなどを使用し優しい水流で洗えるコースを使用し洗うか、手洗いをするようにしましょう。

浴衣を洗う前の洗剤選びと確認事項

素材に合った洗剤を使用することも大切です。

綿・ポリエステル・麻などのの場合は、おしゃれ着洗い洗剤を使用しましょう。

白地に藍色など濃淡がしっかりとしている柄の場合、移染が起きないかチェックすることも大切です。

紺色など色の濃いデザインの場合、色褪せ防止の洗剤を使用することなどもお勧めです。

デニム専用の洗剤『DENIM WASH』の特徴

浴衣のように色褪せが気になるアイテムにも使用できるのが『DENIM WASH』

☑︎中性洗剤
☑︎色落ちを防ぐ
☑︎色が移って洗えなかったものも洗える
☑︎柔軟剤不要
☑︎無香料

DENIM WASH 05

 

浴衣を洗濯機で洗う方法

①畳んだ状態でネットへ入れ、準備する。※ゆとりがあまりなくぴったりのサイズのネットを選ぶのがお勧めです。

②手洗いコースやおしゃれ着洗いコースなど、優しい洗い方のコースを選択し洗う。

③洗濯機での処理が完了後は衣文かけなどで袖を伸ばした状態で風通しのよりところで日陰干しする。

④プレス(アイロン)の時にアイロン用の生地に張りが出る仕上剤を使用する。

浴衣を手洗いする方法

①洗い桶などのたっぷりの水を用意し、洗剤を混ぜて均一な状態にしておく。

②つけ込み、押し洗いで優しく洗う。※揉み洗いなどは繊維の傷になったり縮み原因になることもあるの注意。

③脱水は、洗濯機の脱水機能を使用する。※手で絞るとしわや繊維の傷になることがあるので注意が必要です。

④洗濯機での処理が完了後は衣文かけなどで袖を伸ばした状態で風通しのよりところで日陰干しする。

⑤プレス(アイロン)の時にアイロン用の生地に張りが出る仕上剤を使用する。

浴衣はクリーニングに出した方が良い?

自宅でも比較的簡単に失敗無く洗うことが出来る浴衣ですが、ブランド物やデザイン重視の物、色褪せや色移りが気になるものはクリーニングに出すことがお勧めです。

ブランド物は、素材が繊細なものが多く自宅での洗濯を行うと生地劣化による縮みなどが起こる場合があります。

デザイン重視の物は、レースやフリルが使用されていることもあり、洗濯機などで洗うと破損することがあるので注意が必要です。

濃淡のはっきりしている柄の場合、薄い色への移染が起こったり、濃い色の柄は洗濯により色褪せをしてしまうこともあります。

そのため、繊維・デザインを損なわないためにもクリーニングをお勧めします。

浴衣を依頼するクリーニング店の選び方

浴衣は、夏場汗をかく時期に着用するため、しっかりと繊維の奥の皮脂や汗を除去することが大切です。

そのため、ウェットクリーニング(水洗い)が得意なクリーニング店へ依頼することがお勧めです。

特に1点1点検品を行い洗い方の希望が出来るお店を選ぶことがポイントとなります。

『色褪せを防いでほしい。』 『型崩れしないように仕上げてほしい。』『襟もとの張りをキープしてほしい。』などの要望に応えてくれるお店を選びましょう。

浴衣のクリーニング頻度

浴衣のクリーニング頻度は、ワンシーズン1回で構いません。

着用後しっかりと風通しの良いところで乾燥させる、汗をたくさんかいたときなどは自宅で洗濯をして汗を洗い流すようにして下さい。

シーズン終わりに仕舞う際、必ずクリーニングに出して完全に汚れや皮脂・汗を落としてから仕舞うようにしましょう。

仕舞洗いをしないと来季の着用時、カビや色褪せなどの原因となることがあります。

浴衣のクリーニング料金相場

浴衣のクリーニング料金相場は、一般のホームクリーニングで1500~3000円・着物などのクリーニング専門店で3000~5000円程度となります。

手作業でのクリーニングを行うお店などは5000~10000円程度の場合もあります。

要望によって依頼先を検討してみるのも良いかもしれません。

キレイナでの浴衣のクリーニング

キレイナでは、たくさんの着物やブランド衣類の取り扱い実績があります。

そのため、ブランドの浴衣などでも受付を行っています。

又、シミ処理や、移染処理、色止め(色移り防止)などたくさんの特殊処理や加工を行うことが出来るオーダーメイドクリーニングです。

キレイナでの浴衣クリーニング工程

①ご依頼品工場入荷~検品・見積もり

丁寧に1点1点破損が無いか、シミや汚れ、色落ちなどが無いか確認検品し、カルテを作成します。カルテを元に見積もりを入力。お客様へお知らせいたします。

②承認~クリーニング作業

お知らせした見積もりに承認をいただいてからクリーニング作業スタート。

③水洗い

色落ち防止成分の含まれた溶剤など、繊維・デザインに合わせた溶剤を配合。1点1点手作業でのウェットクリーニングを行います。

④乾燥~仕上

乾燥室で完全乾燥したのち、1点1点手作業でプレス(アイロン)を行います。

⑤お客様へ発送。

梱包後、お客様へ発送。お届けいたしております。

キレイナでのクリーニング料金と納期目安

キレイナでのクリーニング基本料金と納期目安について。

【クリーニング基本料金】

  • 浴衣:6600円(税込)
  • 浴衣帯:2200円(税込)

【納期目安】

見積承認後:3~4週間程度

※修理や色修正などをご希望の場合は、納期が長くなる場合がございます。

まとめ

着物の中でも日常使い出来、取り扱いも簡単な浴衣。自宅でも洗濯することが可能です。

浴衣の自宅洗濯が可能なポイントは2つ。

  • 洗濯表示をチェック!水洗い可能か確認。
  • 専用洗剤を使用する。色落ちなどを防止します。

自宅での洗濯をしても良いか悩む場合や洗濯やアイロンに自信が無い方は、クリーニングに依頼することをお勧めします。

他のアイテムの自宅での洗濯方法について、キレイナマガジンの記事を参考にしてください。

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