寒い季節に活躍する、ダウンパンツ！アウトドアで使用して、汚れがついてしまったけど家で洗うのは難しそう…と、お悩みの方も多いかと思います。そんなダウンパンツを失敗せずに洗う方法をクリーニングのプロが解説します。

ダウンパンツを洗濯する際の注意点

カビや防寒性を保ち、長く愛用するには前提としてクリーニングがおすすめです。とはいえまたすぐに着る場合や、ご自宅も洗いたいことも出てくるかと思います。

ダウンパンツを洗濯する際の注意点は2つ！

1. 洗濯表示の確認
2. 洗剤の選び方

洗う前に洗濯表示の確認をしましょう。
水洗い可能な表示である場合のみ自宅で洗濯を行なってください。
その他、生地に糸のほつれや生地の破れ擦り切れなど傷みがないか確認しましょう。

水洗い不可表示がある場合は自宅での洗濯はできません。必ずクリーニングの依頼することをお勧めいたします。

洗濯洗剤はダウン専用洗剤のご使用をお勧めしますが、手に入らない場合はおしゃれ着洗い用の中性洗剤を使用してください。
ダウン専用洗剤は生地の汚れ、中綿のダウンの汚れもしっかり取り除いてくれる等効果があります。

洗濯表示の水洗い不可はどんなマーク？

2016年に旧洗濯表示から、今の洗濯表示に代わりました。

新旧の水洗い不可マークです。

 

ダウンパンツおすすめの洗濯方法

洗濯表示を確認しましょう。洗濯表示で洗濯機洗いが可能な場合のみ洗濯機を利用してください。
洗濯機のドライコースおしゃれ着洗いコース手洗いコースなどを使用しましょう。コース選択のできない洗濯機の場合は手洗いすることをお勧めします。

事前に汚れのひどい部分を洗っておく

前処理をしましょう。裾や汚れのひどい部分に、前処理で部分洗いを行っておくことで汚れ落ちがよくなります。

前処理で使用するのは、固形の洗濯石鹸を使用することをお勧めしています。

パンツについた汚れの大半が、泥汚れなど不溶性の汚れのためしっかりと泥汚れなどを落とす効果がある固形洗濯石鹸を使用し、ブラシなどで泥など汚れをかきだすように前処理を行ってください。

KILEINA WASHシリーズの固形洗濯石鹸『Sneakers Laundry Soap』は泥汚れを落とすことが得意な洗剤ですのでお勧めです。

参考：ダウンウェアを自宅で洗濯する方法！簡単3ステップで《ふんわりキレイ》に仕上がる | 【YAMA HACK】日本最大級の登山マガジン – ヤマハック

洗濯機洗いができない場合

洗濯機洗いが出来ない場合は、手洗いで洗濯しましょう
シンクや洗面器にぬるま湯（40℃以下）を張ります。
量に応じて中性洗剤を入れて準備します。（洗剤表示に従ってください）

ダウンパンツをたたんで洗剤液の中に浸してやさしく押し洗いします。こすったり握ったり摩擦が起きるようなことは避けてしっかり洗剤液を含ませてください。そのまま5分～10分程、つけ込みます。

水を捨て、押さえるようにして軽く水を切ります。
洗濯機の脱水機能を使用して脱水します。短時間の脱水を繰り返し行い完全に水滴が落ちてこない状態まで脱水してください。

※注意点※
一気に脱水してしまうとダウンパック内の水分の方が生地の強度より大きくなってしまい、ダウンパックが破裂してしまう可能性があります。脱水は1分程度の脱水を繰り返し行うようにしてください。

ダウンパンツの乾燥方法

脱水後ダウンの偏りなどを手でほぐし形を整えてから乾燥を行います。

ふんわりと仕上げるためには乾燥機での乾燥をお勧めします。
乾燥機を使用せず外干しする場合は、日陰干しをしてください。

乾燥機の場合

完全に乾かしたほうがいいから長時間乾燥にかけた方が良いというわけではありません。
乾燥機を使用する場合は、10分程の乾燥時間で状態を確認しながら３回～５回繰り返し完全に乾燥するまで行いましょう。

自然乾燥の場合

７割ほど乾いたら再度ダウンの偏りがないか確認しましょう。
叩いて空気を含ませるようにダウンの偏りを防ぎます。

完全に乾燥させることで、汚れの浮き出しやカビを防ぎます。

ダウンパンツの日々のお手入れ方法

最近ではアウトドアなどでダウンパンツを着用する方が増えているようです。
頻繁に洗濯を行うわけにもいかないダウンアイテムですが、着用後にすぐにクローゼットなど空気がこもりやすい場所に保管してしまうと、汚れの浮き出し、カビ、変色の原因となります。

着用後は、表面の埃や汚れを落とし直射日光が当たらない風が通る場所で乾燥させてあげましょう。
肌が直接触れる部分や汚れが付着してしまった部分は、硬く絞った濡れタオルなどで表面を拭き取ってください。
その後はしっかりと陰干しで乾燥させてください。

撥水加工をご自宅でする方法

撥水剤には、つけ置きタイプとスプレータイプがあり使用方法は異なります。

つけ置きタイプは、ぬるま湯に撥水剤を混ぜた液体にダウンをつけ脱水してから乾燥させます。

スプレータイプは乾いているダウンにスプレーを振りかける方法です。
洗濯後やキレイな状態のダウンにスプレーをしますが使い方を間違えればシミや色むらになったりします。
衣類とスプレーの距離は大体２０cmくらい離してまんべんなく衣類に吹きかけましょう。スプレーをかけたあとは通気性のいい場所で乾かしてください。

キレイナでのダウンパンツのクリーニング例

ダウンを家庭洗濯で済まし、次のシーズンまで保管するという方法は汚れが完全に落としきれていなければカビや臭いを引き起こし、コーティングやダウンの劣化や傷みに繋がるおそれがあります。

洗濯や乾燥に手間をかけずに誤った方法で行えばボリュームが無くなり、また最悪の場合そのボリュームを復活させることができない可能性がでてきます。

ダウンは品物によって様々な加工がされています。知識と経験が豊富なクリーニング店を選んで利用することが大切な洋服を長く楽しむポイントになります。

激安クリーニング店などはコストを抑えるために一着に費やす手間や時間などを削るところがほとんどで、その結果ぺちゃんこになって戻ってきた、というトラブルにもなりかねません。

お客様の大切な洋服を一番いい方法でクリーニングする「キレイナ」のダウンのクリーニング例をご紹介させていただきます。

キレイナではプロの職人がそのダウンに合った洗い方をするため、一点一点丁寧にダウンの状態を見ます。

そして洗っていきます。
ダウンにダメージを与えないように優しく洗っていきます。

見た目はそんなに汚れていないダウンでも洗えばかなり水が濁ります。丁寧に洗い乾燥させていきます。

乾燥させ、最後にもう一度ダウンの確認をしてから箱に詰めお客様にお返しします。

 

大切なダウンパンツは是非プロの手で長く使えるよう美しく洗いましょう。

気になるお値段やお届けまでの流れはこちらのページでご紹介しています。

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