衣類ケアと洗濯

プロが教える!ダウンの襟首や袖口の汚れの落とし方

ダウンコートを毎年クリーニングに出してるのに… 襟首や袖口が汚れてきた。クリーニングに出してもダメなの?本当にキレイにならないの?という疑問について、汚れの原因から落とし方について解説します。

ダウンの襟首や袖口の汚れの原因


ダウンが真っ先に汚れてくるのが”襟首”と”袖口”。あと”ポケット周り”ですよね。これ全て人の肌に直接触れる部分なんです。

襟首の汚れでいうと、「汗」や「皮脂」の汚れの蓄積、女性ならファンデーションなどの汚れ。

袖口やポケット周りの汚れでいうと、「汗」や「皮脂」の汚れの蓄積やハンドクリームなどの汚れ。

ダウンの襟首や袖口を洗濯する時の注意点

襟や袖の汚れを部分的に落としたいだけでも、襟袖を洗剤やせっけんを使ってキレイにした後、すすぐ必要があるので自宅で丸洗いしても問題ないモノかを確認しましょう。

まず自分でさわる前に確認してほしいのが洗濯取扱い表示マーク。『洗濯機マーク』か『手洗いマーク』がついているか確認しましょう。

自宅で洗っても比較的失敗しにくいダウンは「表地も裏地もポリエステル・ナイロンのダウン」

自宅で洗うのが難しいダウンは、

  • 最近はやりの「ユニクロ」「水沢ダウン」等のシームレスダウン
  • ウール素材のもの
  • 天然ファーが取り外せないタイプのもの
  • オールレザー・一部レザーが使用されているもの
  • 偽物のブランドダウン(中身がダウンじゃない場合があります)

以上のダウンは、色が滲んてきたり、風合いが変わってしまったり、型崩れしたり、することがあります。自宅で作業するには少し難易度が高いのでプロに任せることをお勧めします。

まずは、自宅洗濯又は手洗いが可能なものかを確認しましょう。

ダウンの襟や袖口の汚れを自宅で落とす流れ

  1. 自宅で洗えるダウンかを確認する
  2. 襟や袖口の汚れのひどい部分を弱アルカリ性の固形石鹸や洗剤などを直接塗ってブラッシングで汚れ落とす。
  3. 桶に中性洗剤を水に溶かしたものを、スポンジに取って表面を洗う。
  4. シャワーなどで十分にすすぐ
  5. 陰干しで乾燥させる *ボリュームが戻らない場合は、ネットに入れて乾燥機で回す

これで、ほとんどの場合十分キレイになります。

 

ダウンの首回りの襟や袖の汚れの落とし方

首回りの襟汚れや袖口の汚れは、1回で着いた汚れというより、着てるうちに積み重なった汚れなので、繰り返し根気よく落としていく作業になります。

ダウンに付いたファンデーション等の化粧汚れの落とし方

クレンジングオイル」と「コットン」を用意します。

化粧、ファンデーションを落とす時に使うものといえば、クレンジングオイル。もちろん衣服の汚れもこれで落とすことができます。

クレンジングオイルをコットンにしみこませて、シミ汚れ部分に円を描くようにやさしくしみこませていきます。

汚れが浮いてきたところを、ぬるま湯で絞ったタオルで浮いた汚れをふき取っていきます。最後は、ぬるま湯と中性洗剤でしっかり洗い流しましょう。

洗剤が残らないように濯ぎはしっかりしてましょう。

ダウンに付いた皮脂や油汚れの落とし方

「洗濯用せっけん」と「食器洗い用スポンジ(研磨剤が使用されていないもの)」を用意します。

石鹸でも、中性洗剤でも、どちらでもかまいませんが、石鹸の方がより汚れが取れやすいです。まずは、スポンジに水を含ませて汚れた部分をぬらします。

次に、汚れ部分に直接「せっけん」を塗り込んで、スポンジで叩くように石鹸を浸透させていきます。多少強弱を調整しながらこすっても構いません。汚れが浮いてきたところを、ぬるま湯で絞ったタオルで浮いた汚れをふき取っていきます。

最後は、ぬるま湯と中性洗剤でしっかり洗い流しましょう。洗剤が残らないように濯ぎはしっかりしてましょう。

ダウンに付いた泥汚れの落とし方

「洗濯せっけん」と「おけ(バケツ等)」を用意します。

汚れの中で、完全に落としにくいのが泥汚れです。洗剤などで分解できないので、繊維の奥に入りこんだ泥を外にかき出していきます。

まずは、泥汚れを完全に乾かして、衣類の表面に付着している簡単に落とせる汚れはブラシ等で取り除いておきます。

次に、洗濯石鹸を泥汚れの部分にこすりつけて手でもみ洗いをしながら、泥を外にかき出していきましょう。ぬるま湯で、汚れの部分を手で細かくもみながら、石鹸を付けて揉んで、を繰り返し行いながら汚れを取っていきます。汚れが気になら無くなれば、ぬるま湯で十分にすすいでください。

入力細かく手でもみ洗いをするのがポイントです。強い力で揉んだり、こすったりすると生地が傷む原因になりますので根気よく丁寧に汚れを買いだしていくことがポイントです。

 

襟首や袖口の気になる汚れを落とした後は、必ずざっと丸洗いをしましょう。

丸洗いの方法は、手洗いがおすすめです。

ダウンは大きくかさばる衣類なので、自宅で手洗いするなら「浴槽」で手洗いするのが一番やりやすいと思います。

 

ここから、洗いから乾燥まで手順を一気にお伝えします。

【洗い】

中性洗剤(アタックやアリエールなど)を水に溶かしたものをスポンジ(食器用スポンジの柔らかい面でもOK)にとって優しくダウンの表面を洗っていきます。

【濯ぎ】

濯ぎはシャワーで残った洗剤を流します。浴室に洗濯用物干し竿があれば、ハンガーにつってシャワーリングすると便利です。

【脱水】

手でゆっくり押しながら水分を外に押し出す感じで丁寧にゆっくーり、水分を絞り出してください。

【乾燥】

まずは、乾燥機にかけずに陰干しで吊って乾燥します。水分を含んだまま初めから乾燥機で回すのは破れやキズの原因になるのでここではお勧めしません。

【仕上】

ある程度、ダウンの水分が無くなれば(ここでは、完全に乾燥していなくてもOKです)乾燥機で回してダウンの羽を散らすことで、ふっくら仕上がります。

家庭用洗濯機で回すのはだめなの?

手洗いコースやドライコースのデリケート設定コースでも、衣類の生地の状態や縫製の仕方によって脱水時にダウンが破裂することがありますので、安全とは言えません。やっぱり手洗いが一番安全です。

以上が、自宅でダウンの襟首汚れや袖口汚れをキレイにして最後まで仕上げる方法でした。

ダウンは時間と手間がすごくかかりますが、このように自宅でも処理することができます。