衣替えと服の保管

プロが教える!衣替えの時の正しい干し方と乾燥方法

衣替えの時には、仕舞洗いと合わせてしっかりと乾燥させることが必要です。しっかり乾燥することで防カビ・防虫の効果もあります。衣替え時の正しい干し方と乾燥方法を知っていると衣類トラブルからも回避できますよ。

衣替え時の虫干しとは?

衣替え時に行う虫干しは、ご存じですか?聞いたことはあるけど、いったいどう行うのが虫干しなのかわからない。という方も多いかと思います。

虫干しとは、もともとは着物の扱いに関することで、保管してあった箱などから出し、日光に当てて、風を通し、乾燥させてカビや虫食いを防ぐために年に数回行う作業のことです。

昔は、着物など衣類だけでなく、書籍や調度品、絵画なども虫干しを行っていました。一番の目的は湿気を取り除くことです。湿気の多い日本ならではの風習であり、作業なんですね。

虫干しを衣替え時に合わせることで、効率よく衣類のメンテナンスと入れ替えを行うことが出来ます。

虫干しでしっかりと乾燥させて、保管することでカビや虫を寄せ付けず、衣類を長持ちさせることが出来るようになりますよ。

衣替え時の天日干し(外干し)のやり方と時間

衣替え時に天日干しが出来る衣類などについては、日光に当ててあげることで日光が持つ紫外線の殺菌作用で防虫・防カビの効果が上がります。

書籍などは、日に当てて虫干しを行っても問題ありませんが、衣替え時の衣類に対する虫干しの場合は、陰干しを行うことをお勧めしています。衣類は長時間、日に当ててしまうと日光に含まれる紫外線の影響で変色する可能性があるので注意してください。

天日干しの方法は、まず晴れの日が数日続くお天気のいい日を選びましょう。お天気のいい日が続く中日に10~14時の4時間を目安に風通しが良いところにハンガーなどで吊るして干すようにしましょう。早朝や夕方は湿度が高いので避けましょう。

ハンガーは、それぞれの衣類に適したものを使用するようにしましょう。そうすることで型崩れ防止になります。さらに裏返しにして干すことで、埃が付くことや日光による変色を防ぐことも出来ます。

お天気のいい日が3~4日続いて、湿度が高くならないときが虫干しのタイミングです。その中でも中日となる2~3日目に天日干しをすると仕舞う時も湿度が低く虫干しの効果を活かして衣替えを行ことが出来ます。

 

衣替え時の部屋干しのやり方

衣替え時、天日干しが出来ない場合や天日干しが不可のアイテムについては、部屋干しを行いましょう。

天日干し不可のアイテムや天気はいいけど外干しは出来ないというときは、部屋の窓を開け換気扇などを回して部屋の中に風が通るようにしましょう。風が通らないときなどは、扇風機やサーキュレーターを使用するのもお勧めです。

お天気のいい日の部屋干しでは、西日に注意が必要です。部屋の中だから、紫外線は大丈夫と思われがちですが西日による紫外線で衣類が変色してしまったという事例もありますので注意してくださいね。

曇りや雨で、湿度が高い場合は、エアコンや除湿器などを使用して部屋の湿度を下げて、部屋干しするようにしてください。湿度が高い部屋に干してしまうと、衣類に湿気が残ってしまいます。そのまま保管するとカビや虫食い、黄ばみの原因になりますので注意が必要です。

部屋干しを行う際も出来るだけお天気のいい日が続く湿度が低いタイミングでの部屋干しをお勧めしています。

衣替え時にアイロンをかけて仕舞うメリット

衣替えの時は、箱に入れてしまうだけなので、虫干ししてたたむだけ、という方も多いですよね。虫干しの後にアイロンをかけて仕舞うことで、さらに防虫・防カビの効果が期待できます。

虫干し後、アイロンをかけるのは、しわを伸ばすためだけではないんです。アイロンを当てることで、熱に弱い虫やカビの原因となる菌を死滅させることが期待されます。

虫干しの際に虫が付着していて、そのまま長期保管して虫食いが出来てしまった、ということでは元も子もないですもんね。

特に自宅で洗うことが出来ず虫干しのみで衣替えを行うような衣類の場合は、必ずアイロンもセットで行うことをお勧めしています。

衣替え時も干した後には、虫や菌から衣類を守るためにアイロンをかけてから仕舞う様にしましょう。

アイロンの使用に関して、洗濯表示に従った温度で使用するようにしてください。また、アイロン使用不可の場合は使用を控えてください。

 

衣替え時に乾燥機を使う方法

雨の日が続いてしまったり、湿度が高い場合には、乾燥機を使用することも一つの方法です。

その他、衣類の量が多く干すスペースがない場合も乾燥機を使用しても良いですね。

冬物のアウター類は、天気のいい日に虫干しを行ってもしっかりと乾燥させることが出来ない場合があります。そういうときに乾燥機を利用するのもお勧めです。

セーターなどウールは、乾燥機を使用してしまうと縮みの原因となる場合がありますので、確認が必要です。

乾燥機を使用する際は、必ず洗濯表示に従って使用するようにしましょう。

 

衣替え時の正しい干し方と乾燥方法をいくつかお知らせしましたが、ポイントは仕舞う前にはしっかりと湿気を取り除くことが重要です!

乾燥させて保管することで、開封した時の衣類の状態に違いが出てきます。

虫干しやアイロンなど、ひと手間ですが行うことでお気に入りの洋服を長く着ていただくことが出来るようになりますので、ぜひ一度お試しください。